会長あいさつ

第24回日本乳癌学会
東北地方会 会長

島田 友幸
島田 友幸
平鹿総合病院
乳腺外科
今井 一博
今井 一博
秋田大学医学部
胸部外科学講座

第24回日本乳癌学会東北地方会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

このたび、平鹿総合病院乳腺外科島田友幸と秋田大学胸部外科今井一博が会長を務めさせていただくこととなりました。大変光栄に存じます。

本会のテーマは、

「知を伝え、技をつなぐ― 地域で育む乳癌診療の未来 ―

といたしました。

近年は、新たな知見へのアクセスが容易となり、ガイドラインの整備・更新も進んだことで、診断や薬物療法においては均てん化が進みつつあります。
一方で、手術に目を向けると、同じ乳房全切除術・乳房部分切除術であっても、細かな手技や工夫には施設ごと、術者ごとの違いがあります。しかし、学会の場で実際の手技について深く議論する機会は、決して多くありません。多くの外科医は、それぞれの施設で先輩から受け継いだ手技を基盤に、工夫や改良を重ねながら診療を行っています。そのため、施設内での“縦の継承”はある一方、施設間での“横の共有”は十分とは言えない現状があります。

そこで本会では、東北地方会として初めてビデオセッションを企画し、乳癌手術における工夫や手技を会員の皆様と共有したいと考えております。他施設の手技から、日々の診療に生かせる工夫を一つでも持ち帰っていただければ幸いです。若手医師ならではの創意工夫から、経験豊富な先生方の卓越した技術まで、ぜひ動画を通して共有していただければと思います。

もちろん、従来通り症例報告やメディカルスタッフセッションも予定しております。これらの発表や議論を通じて、診断や薬物療法を含む幅広い知識を共有し、互いに学びを深める機会となることを期待しております。

本学会総会は規模の拡大に伴い、壇上で発表する機会が限られてしまいますが、地方会には若手医師や多職種スタッフが積極的に発表し、議論できる大切な場としての役割があります。これからの乳腺診療を担う世代にとって、貴重な経験の機会になるものと期待しております。また、本地方会は、東北各地で乳腺診療に携わるスタッフが年に一度集い、交流を深める貴重な機会です。

本会が、「地域で育む乳癌診療の未来」への一歩となりますよう、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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